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今さら人には聞けない「着物の基本」
お客様 一問一答

当店に実際に寄せられたお客様のご質問にお答えしております。
他にも何か分からないことがありましたら、ご質問お待ちしておりまっせ!


正絹の着物と良く聞きますが、正しくない絹もあるの?

「正絹」という言葉って呉服屋は当たり前のように使ってるのですが、「本絹」と同意で単純に「絹100%」という意味です。ですから「正しくない絹」とは、化繊が混じったもの、いわゆる「交織」(こうしょく)と言われるものということになりますね。
しかしながら現在交織の生地って少ないのではないでしょうか?今ではポリエステルなどがかなり質がよくなってるので、そういう中途半端な絹って必要がなくなってるのかもしれません。絹100%であっても質は様々ですし...


羽織に訪問着はおかしいですか?

「いけません」などと断定するのは嫌いなのですが、確かに訪問着 に羽織というのは一般的には合わせないことになってます。訪問着というとやはり立派な礼装ですし、一般的には豪華な柄=格の高いものということで帯び付きで華やかに装うものということなのでしょ う。


夏用の着物には、かなり薄手の物がありますが、その場合、長襦 袢はどのようなものを身に着ければ良いのでしょうか?またその際に締める帯のルールはどのようなものがあるのでしょうか?

夏用の長襦袢としては一般的には絽(薄地の透けた生地です)の長襦袢を着ます。いい着物でしたらやはり絹のもの、ふだん着でしたらポリエステルでいいです。(ちょっと暑いですが...)それ以外の生地としては麻のものもいいですよ。ポリエステルより涼しいです。帯についてはやはり絽や紗とよばれる透けた生地の帯を締めます。浴衣用などでしたらあまり透けたものである必要はないんですが...あと当店でもご紹介してますが、麻生地の帯も夏向きです。


夏場の着物は「単」である以外に、どんな条件が必要ですか?

一般的には6月は単衣(単純に裏地が付いてないもの)で、7月8月 は薄物(生地そのものが透けたような薄い生地、絽とか紗など)になるという程度ですかねぇ?それ以外に特に条件ってないと思います。


洗える着物は、あらたまった席では敬遠されるのでしょうか。

「洗える着物」(=「ポリエステルの生地」)だからといって敬遠 されはしないと思いますよ。生地が絹かポリかなんて普通分かる人って少ないと思います。ただ多くは「洗える着物」って小紋が多いですから礼装ではないことは確かです。(柄付けが付け下げのものも ありますので、それでしたらOKですが...)


私は既婚者で26歳です。今度、義理の妹の結婚式での着物について迷っているのですがもう振袖は着ることはできないのでしょうか?

振袖についてですが、基本的には振袖はやはり未婚女性が着るもの なんです。26歳とまだお若いですから華やかな振袖をまだまだ着ていただきたいと思いますし、実際最近ではファッションとして楽しむ意味で既婚女性が着ることもあるようですが、個人的にはやはり留袖を着ていただきたいと思います。
元来長い袖を振るという行為は「気持ちを伝える」という意味があり、男性に対する愛情表現という意味もあって既婚女性がこれをやるとちょっとマズいわけです。(不倫ということですね)結婚をした女性は袖を留める(短くする)ということで「留袖」となるわけです。


結婚式に出席する場合、総絞りの着物はいいのでしょうか?

「総絞り」というだけでダメということはないですが、柄が絵羽付けされていない(訪問着風ではない)総絞り、鹿の子絞りだけのものの類でしたら小紋と同格になりますので、世の中ではNGとされております。「絵羽付け」というのが分かりにくいかもですが、簡単に言うと仕立てて生地を繋げた際に柄が合うように作られてるもののことを言います。


教えてください!結婚するときに喪服を作っていませんでした。10年経った今、そろそろ持っておいた方が良いのだろうかと思っていますが、「紋」についてわかりません。

まず基本からですが、紋には男紋と女紋があります。(この時点で「知らなかった!」という方も多いんですよ。)男紋というのが通常家紋としてお墓なんかで見られるたりするんで分かりやすいのですが、女紋というのは着物くらいにしか付いてないという場合が多いんじゃないでしょうか?女性はこちらの女紋を代々受け継いでいくワケです。通常嫁入り道具として実家から着物を持っていく場合は実家の女紋を付けるのですが、結婚して着物を作られる場合は嫁ぎ先の家の人間としてそちらの女紋を入れるというのが一般的かと思います。つまりご主人のお母さまやお婆様の着物と同じ紋が正しいということになります。

しかしながら、嫁ぎ先のお婆様が既に亡くなれて紋付の着物も残ってない、しかもお義母さんはほとんど着物を持ってないし知識もないなどということで実際に紋が分からないなんてケースも最近では多いんです。極端な例ですが、紋帖(紋の見本帖)から「私これがいい!」と選んでしまう豪気なお客様もいるほどです。このやり方はさすがにお奨めとは言えませんが、分からない場合一番いいのはやはり回りの親戚などに一度ご相談された方がいいのではないでしょうか?特に喪服などを着る場合は普段あまり付き合いの薄いご親戚なども一同に会することになりますので、分からないだろうと思っててもキビしいチェックをされる怖いオバサマがいたりするかもしれません。「○子さん、その紋は何ザマス?」その場合は「実家の母からいただいたもので...」と逃げるテもありますが、やはり回りの親族の方と上手にお付き合いされた方がよろしいかと...何より代々継がれた紋って重みがありますもんね。

とは言いつつ、実際のところ今では貸衣装なども多かったりで紋についてはあまり気にされることが少なくなってるのが現実のようです。



基本的な疑問質問お待ちしております!(基本的じゃなくても結構ですよ)

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