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今さら人には聞けない「着物の基本」
着物の種類−「普段着」


くある「着物のTPO」などの本には礼装以外の着物としては「小紋」「紬」くらいしか解説してありませんよね?でももちろんそれら絹以外の普段着はたくさんあります。第一我々庶民は(庶民でない方すいません) 絹を普段着としてなんか着れません。 洋服だってそうですよね? 「私は絹しか身につけたことないの」 などとおっしゃる高級な方は少なくとも私のまわりには一人もいらっしゃいません。少なくとも着物を日常的に着る方にとっては絹以外のものの方が圧倒的に多いはずです。素材としては「綿」「ウール」「麻」「ポリエステル」は当たり前として、紙でも毛皮でもビニールでもなんでもいいんです。(ちょっと無茶言ってます) およそ着物の形に縫える生地であればなんでも着物になるわけなんですよね。


は、普段着の定義って何でしょうか?

極論を言えば「普段着に定義なんてありません」 誰が何をどう着ようが、日常的に着ていればそれは普段着なんです。留袖を寝巻きにする人にとっては留袖すら普段着になってしまいます。(そんなヤツいねーよっ!)

まー、こんなこと言ってても仕方ありませんので、もうちょっと一般に即して言いますと、普段着というのは「礼装以外のすべての着物」ということになるわけですが、では「礼装」と「普段着」の決定的に違うところは何でしょう?まず単純に「柄の付け方が違う」ということです。着物は直線裁断された8枚の布を縫いあわせてあるワケですが、礼装の場合は(無地を除いて)着物に仕立て上がった時には柄が繋がるように柄付けされています。(8枚の布すべて繋がるワケではないですが)仕立てあがって図柄が完成するワケです。礼装以外の着物はそういうことは通常ありません。全体的に繰り返し同じ柄が入った生地を着物に仕立てます。

よく言われる「小紋」というのは、通常絹の着物の中でも礼装のように柄が合わない染物でありますし、「紬」は絹でも紡ぎ糸を用いて織りで柄を表現したものであります。一般的には「小紋」はちょっと華やか、紬は素朴なものという風な認識があります。そして前述したように絹以外の素材もたくさんあります。

んな時に何を着ればいいのか?

これは人それぞれ生活レベルによって違って当たり前だと思います。お金が有り余ってて何もしなくていい、いつもにこやかに笑ってるだけで生活が成立するような方は「小紋」などを日常着にできるかもしれませんが、我々庶民の場合(庶民でない方すいません・・・シツコイ?)、絹の小紋や紬なんて礼装ではないながらちょっとした晴れ着ですよね。日常生活の中の「ここ一番」の時に着るだけであって、家事や仕事に追われる日常では汚すとシミ抜き代もバカにならない絹なんて着てられません。自然汚そうが破れようが構わない安価なものになってしまいます

つまり普通洋服を着分ける感覚と同じでいいんです。

一発キメたい時にはちょっといいものを、そうじゃない普段は安いものでいいんです。着物だからと言って特別なことなど何もないです。しかしながらそこまで日常的に着物を着倒してる方って、あまりいらっしゃらないでしょうね。今では着物を着るということはなにがしか特別な場合であるのが普通だと思います。そういう意味では「今から着物を着てみよう」という方には敷居の高い絹ものよりも、まずは今着ている洋服と同じレベルで始めていただきたいなと思います。今では夏の浴衣だってジーンズとTシャツよりちょっとお洒落に見られるワケですから、ちょっとしたお出かけにまずは綿やウールからはじめられてはいかがでしょうか?まず日常生活のちょっとしたアクセントとして着ていただきたいんです。

着るとやっぱりいいんですよ、着物は。
(果たして何がいいのかっ!?!・・・ふふふ・・・着れば分かります)




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